開発者の思い

徐々にコロナ禍から日常を取り戻しつつあるとは言え、ICT技術の発達で在宅勤務などバーチャル空間での新しい生活様式が次々に実現され、人と直接会わない日常生活が送れるようになってきています。

他方で、孤独感の増加や”あいまいな喪失感”といった課題がクローズアップされるようになり、以前よりまして”こころのつながり”の大切さを実感するようになりました。

この”こころのつながり”を埋めるものとして、遺髪ダイヤモンド、そしてメモリアルダイヤ水晶を開発しました。

 

開発の背景

コロナ禍を契機に、冠婚葬祭などの行事が縮小傾向にあるなかで、手元供養や記念の形見としてメモリアルダイヤモンドが選択肢として注目されています。

コロナ禍前から遺骨や遺灰から人口ダイヤモンドを作るサービスはありましたが、費用が高額な上、完成するまでの期間が長く、本当に完成するのか心配を抱えながら待つしかありませんでした。

また、そもそも、充分な遺骨が準備できない場合や、遺骨のほとんどすべてを提供しなければならないなど、遺族に金銭的にも精神的にも負担が大きいと言われていました。

そのような課題を踏まえて、もっと手軽に、かつ、しっかりとした品質を確保した製品やサービスができないか、検討を重ねておりました。

 

遺骨ダイヤ・遺髪ダイヤ
メモリアルダイヤモンド水晶

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドとは

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドは、カメラの光学部品を製造してきた新光和株式会社が製作しています。大手カメラメーカーの高い要求水準を満たす製品を約50年にわたって提供し続けているため、確かな技術力と豊富な経験がある会社です。

新光和には製造業で用いられる「DLCコーティング」の技術があり、八街メモリアルダイヤモンドはこの技術を応用して開発されました。天然ダイヤモンドに髪の毛から抽出したDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)を合成するという高度な製法です。

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドの特徴

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドの特長は「短納期」と「低価格」のおかげで依頼しやすいことです。メモリアルダイヤモンドに魅力を感じていても、製作期間の長さや値段の高さが気になる人も多いのではないでしょうか。

安心の日本製、さらに短い期間での製作が可能

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドは、生成や加工を国内(千葉県八街市)で行うためスピーディに完成品を届けられます。安心の日本製でありながら、約1.5ヶ月の短い期間で製作可能です。

従来のメモリアルダイヤモンドより低価格

海外に依頼するメモリアルダイヤモンドの相場は100万~200万円です。それに対しYACHIMATAメモリアルダイヤモンドは、0.30カラットで35万円(税抜)と値段もリーズナブルです。また、私たちのオリジナルの製品「YACHIMATAメモリアルダイヤモンド/水晶」は8万円~15万円(税抜き)とさらにお求めやすい価格となっております。思い出の品など毛髪以外を混ぜて製作できるのも大きなメリットです。

一般的なメモリアルダイヤモンドとの違い

YACHIMATAメモリアルダイヤモンドと一般的なメモリアルダイヤモンドの違いは、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングという手法にあります。

一般的なメモリアルダイヤモンド

遺骨や髪の毛を炭素化させ、丸ごと人工ダイヤモンドを精製します。

YACHIMATAメモリアルダイヤモンド

毛髪や衣類、ペットの骨などを炭素化させたものを、別途用意したダイヤモンドや水晶にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングをすることで完成させます。

それにより主に3つのメリットが生まれます。

  1. 一から精製しなくて済むため短い期間で製造可能
  2. 費用を抑えられる
  3. 対象物はダイヤモンド以外にも可能(水晶玉など従来の手法ではできない大きな製品が製作可能)

DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングとは

DLCは、ダイヤモンド・ライク・カーボン(Diamond-Like Carbon)の略称で、ダイヤモンドに近い特性をもつ被膜のことです。
DLCコーティングは、素材にカーボン性の被膜をつける処理・加工のことです。ダイヤモンドと黒鉛(グラファイト)の中間に位置する性質を持ち、硬度が高く摩擦が生じにくいといった特長があります。

主に工業製品の表面コーティングに使われており、低摩擦性(潤滑性)・耐摩耗性・赤外線透過性・ 耐薬性・絶縁性といった様々な性質を付加する事ができます。
私たちは、このDLCコーディング技術を応用し、毛髪・衣類などから抽出した炭素を抽出し、土台となるダイヤモンド・水晶・ガラスにDLCコーディングを施します

私たちが行う意義

私たちは、DLC技術を応用し、毛髪・衣類などから抽出した炭素をダイヤモンドや水晶、ガラス製品の表面に成膜することで、世界に一つだけの”思い出の品”を提供しております。

DLCコーティングの加工には、特殊なガス、ガラスへの知識が必要になり、私たちは長年の経験と知見があります。

品質管理という点においても、大手カメラメーカーの品質基準をクリアしているので、安心です。

”YACHIMATAメモリアルダイヤモンド”は、お客様の大切なものをお預かりさせていただきます。製造メーカーとして培ってきた信頼と実績により、安心してご用命いただけます。

 

YACHIMATAダイヤモンドライクカーボンコーティング